By Clayton Hibbard クレイトン ヒバート (みつひろ)
僕自身の日本での経験は僕がこれから絶えず思い出す貴重な出来事になる。旅行は 2 週間程度であったが、いまでも、旅行でのわくわくした気持やうれしかったことはもちろん、苦しかったことも思い出して楽しんでいる。日々の出来事だけでなく、ここで旅全体の感想をかきたい。
日本に行って世界の一員となる訓練を積んだことが、どのようにして僕を全体として成長させたかを語るべきだと思う。ここに座ってこの感想文のタイプを打っているとき、僕の思いは僕たちが、文化や言葉や考え方のまったく異なるところにいかにして適応していかなければならなかったかということに及んでいく。僕たちはだれも普通のアメリカ人なら味わったことがなく、またその生涯を通じて決して感じることのないプレッシャーに参ってしまうことはなかった。
僕は庄和町国際交流協会が僕たちに対してアメリカとはまったく異なる文化のもつ強烈な刺激を感じさせる機会、およびその文化に浸る興奮を味わう機会を与えてくれたことに感謝している。しかしアメリカから数千マイルも離れた異国におけるほかに例のない当初のショックが弱まるにつれて、僕たちは異質性というベールをすかして、日本には僕たちの国とかなり似たところがあると見ることができるようになった。そこに住む人々は、かなりオープンで、僕たちがその文化や考え方に入り込むのを認め、典型的な外国人のイメージも僕らが接した日本の方達ははあまり気にしていたいようで、僕たちを大人として扱い、僕たちの初歩的な、時にはまったく言葉にならない会話や質問、あるいは説明など僕たちの努力を誉めてくれた。
庄和町国際交流協会は、太平洋という大海を越えて旅行することができた僕たちを歓待してくれた。僕はこのようなプログラムこそ、世界をもっと住みよい場所にするとまではいわないまでも、すくなくともすべての国民がもっと理解しあえ、もっと共感しあえる場所にしていくのだと思う。